コロナ融資の返済が始まる今、資金繰りを見直す方法

はじめに

こんにちは。大分経理代行センターです。新型コロナウイルスの影響により、多くの中小企業が活用してきた「実質無利子・無担保融資(いわゆるゼロゼロ融資)」ですが、いよいよ元金の返済が始まっている方もいるかと思います。

この記事では、コロナ融資の返済が本格化する今、資金繰りを安定させるために経営者が見直すべきポイントや具体的な対策について解説します。この記事を読むことで、今後の資金繰りへの不安を軽減し、健全な経営を継続するためのヒントが得られます。

コロナ融資返済が始まる現状とは

2020年から2021年にかけて実施されたゼロゼロ融資は、多くの企業にとって経営の命綱でした。しかし、融資には「返済猶予期間」があり、それが終了した企業から順次、返済がスタートしています。

元金返済が始まることで、毎月の資金流出が増え、キャッシュフローに影響が出る企業が急増しています。特に、売上が回復しきっていない業種や、人件費・物価高騰の影響を受けている企業では、資金繰りが逼迫するリスクが高まっています。

資金繰りを見直すための4つのポイント

1. キャッシュフローを「見える化」する

まず取り組むべきは、自社のキャッシュフローの現状を明確に把握することです。入金と出金のタイミングを可視化し、資金の過不足が発生する時期を事前に確認しておきましょう。

  • 月次の資金繰り表を作成
  • 入金予定と支払予定を一覧で管理
  • 借入金の返済スケジュールを反映

2. 固定費の見直しと削減

資金繰り改善の基本は「支出の見直し」です。中でも、継続的に発生する固定費を重点的に見直すことで、大きな効果が期待できます。

  • オフィス賃料や光熱費、通信費の見直し
  • サブスクリプション契約の棚卸し
  • 業務委託や外注費のコストパフォーマンスの精査

3. 売掛金の早期回収

売上が立っていても、入金が遅れればキャッシュフローは悪化します。売掛金の回収サイクルを短縮する工夫が重要です。

  • 請求書発行の即日化
  • 回収期限の明確化と徹底
  • ファクタリングの活用(慎重に検討)

4. 新たな資金調達手段の検討

資金繰りの見通しが厳しい場合は、早めに資金調達手段を検討することも大切です。コロナ融資以外にも、各種制度融資や民間の金融支援があります。

  • 日本政策金融公庫の追加融資
  • 信用保証協会付き融資の利用
  • 地方自治体の中小企業支援制度
  • 補助金・助成金の申請

返済が難しい場合の対応策

万が一、返済が難しいと感じた場合でも、手をこまねいていると信用問題に発展します。早めに金融機関へ相談することで、以下のような対応が可能になる場合もあります。

  • 返済条件の変更(リスケジュール)
  • 返済猶予期間の延長相談
  • 利子のみ返済への一時的移行

金融機関は、経営者が誠実に相談する姿勢を重視します。困ったときこそ、早めの対応が将来を左右します。

まとめ

コロナ融資の返済が始まる今こそ、資金繰りの見直しが経営の鍵となります。キャッシュフローの見える化、支出の削減、売掛金の回収強化、資金調達の多角化といった基本的な対策を早めに講じることで、返済開始後の不安を大きく軽減できます。

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